iBeaconを使ってみる

iBeaconとはiOS7から搭載されたBluetooth Low Enaergy(BLE)の技術を利用した新技術です。
ビーコンという名前のいう通り、電波を発信する機械を使います。(iPhoneがビーコン側にもなれますが)
その機械には固有のIDを付けることが出来、その機械から発する電波を利用した様々なアプリを作る事ができます。例えば、博物館の展示物のところに置いて、そこに来た人へ説明動画を流したり、お店に来た人へクーポンをあげる等・・色々な活用方法があります。
詳しい説明はiBeacon解説サイトがいくつもあるので、そちらをご参考ください。

実際にiPhoneアプリのサンプルを作ってみました。
利用したBeaconはMyBeaconというアプリックス社が出している製品です。
http://www.aplix.co.jp/?page_id=8620
電池を入れるタイプやUSB給電タイプなど様々ですが、大体1台あたり1,000円程度のようです。電池式の場合は製品にもよりますが1〜2年ぐらい電池が持つみたいです。

今回私が購入したものはUSB給電型になります。ノートパソコン等に挿して利用できるため便利です。
R0012058

サンプルコードは世の中に色々と出回っていますが、最新のiOS8だと動かない場合がありました。
ステータスのコードの中で「Authorized」というのを参照しているソースが多いのですが、これが
「AuthorizedWhenInUse」「AuthorizedAlways」に変わったのでそこが注意です。
Swiftだと以下のような感じになります。

うまくいくと以下の様な結果が得られます。(UUIDとかはわざと表示しないようにしています)

距離は「間近(Immediate)」「近い(Near)」「遠い(Far)」の3段階のレベルで取得出来ます。
あとは精度や電波強度なども取得出来ます。

注意点としては以下のようなものがあげられます。
・方向は取得出来ない。
・使ってもらうために、「BluetoothをONにしてもらう」「アプリをインストールしてもらう」「位置情報利用を許可してもらう」等やってもらうことが結構あるので、気軽な利用とまではいかない。
・ビーコンの情報(UUID等)は偽装できるため、セキュリティが低い。そのため、ポイント付与などのサービスの場合はその他の情報を含めた形で制限をかける必要がある。(例えばGPSとか)
・領域から出るときの反応が遅い

色々と注意点はありますが、それを補って余るほど魅力的な点も多いですので活用方法はかなりあるかと思います。

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